安全・快適な鉄道利用を支える一員に

東日本旅客鉄道株式会社 石井 瑛啓さん

2020/11/12

OVERVIEW

小学校から大学まで立教学院で過ごし、現在は、東日本旅客鉄道株式会社で働いていらっしゃる石井 瑛啓さん(2014年文学部史学科卒業)にお話を伺いました。

趣味を仕事にできた喜び

池袋高校時代、R.I.F.準備中の1枚

もともと「社会に不可欠なインフラに携わりたい」という思いがあり、立教大学卒業後は物流企業に就職しました。しかし、自分をさらに成長させたいと考えたこと、また子どもの頃から鉄道が好きだったため転職を決意し、現在は東日本旅客鉄道(JR東日本)で駅係員として勤務しています。主な仕事は、改札での案内業務や「みどりの窓口」での切符販売など。「趣味」が「仕事」になり、日々楽しく働いています。

思い返せば、小さい頃から好きなことを夢中で探究するタイプでした。「父と同じ学校に行きたい」と入学した立教小学校では、自然探検部に所属。校外でのフィールドワークの機会もあり、山で採ってきた水晶はいまも大切に持っています。その延長で、池袋中高では6年間地歴研究部で活動しました。とりわけ楽しみだったのが、毎年夏休みに行われる史跡巡りの研究旅行。特に奈良・飛鳥を訪れ、歴史の舞台を目の当たりにして感銘を受けたことは懐かしい思い出です。

また、高校では自由選択科目があり、歴史や政治経済など、興味のある分野を集中的に学べたことも有意義な経験でした。授業内容は大学レベルだったため、学びの奥深さに触れ、知的好奇心が大きく刺激されました。

立教大学では好きな歴史を学びたいと思い、文学部史学科へ。2年次から世界史学専修に進み、イギリス近代史のゼミに所属しました。史料を読む上で必要な英語力が身に付いたほか、歴史を学んだことで「長いスパンで考える」力が養われたことは大きな財産です。

「真理はどこにあるか」を考える

趣味の工場見学で訪れた、千葉県君津市にある日本製鉄東日本製鉄所・第四高炉前にて

現在携わっているのは、人々が鉄道を安全・快適に利用できるよう支える仕事です。振り返ると、高校時代にR.I.F.(文化祭)の実行委員を務めて「裏方」の大切さを知った経験が原点になっているように思います。また、いまでもよく思い出すのは、立教学院の教育理念の一つである「テーマをもって真理を探究する」という言葉。普段の業務でも、表面的な事柄にとらわれず「真理はどこにあるのだろう」と考える姿勢を意識しており、立教での16年間が自分の人生と深く結び付いていることを実感しています。

コロナ禍をはじめ予測のつかない時代ですが、いかなる場面においても、お客さま対応の最前線に立つ責任は重大です。これまで通り誠実かつ冷静な対応を心掛けながら、コミュニケーションスキルをさらに高め、目の前の一人一人と向き合っていきたいと思います。
※本記事は、『立教学院NEWS』Vol.36(2020年10月)の記事を再構成したものです。記事の内容およびプロフィールは、取材当時のものです。

プロフィール

PROFILE

東日本旅客鉄道株式会社 石井 瑛啓さん

立教小学校(51回生)
立教池袋中学校・高等学校(2010年卒業)
立教大学文学部史学科(2014年卒業)