育まれた主体性が生む無限の可能性

立教小学校 岸上 直樹 教諭

2020/10/28

OVERVIEW

本学院が持つ自由の学府の思想が育む主体性を、子どもたちの成長を通して日々感じています。

※掲載している情報は取材時点(2020年3月)のものです。

子どもの成長を目の当たりにする日々

子どもの人格形成の上で、小学校の6年間はとても大切な時期だと感じています。立教小学校の子どもたちは、みんな元気いっぱいでやる気に満ち溢れていますが、キリスト教信仰に基づいた愛の教育を一貫して行っていることもあり、力強さのなかに優しさも持ち合わせている子が多いですね。例えば、友だちが落ち込んでいるときには、肩を叩いて「ドンマイ!」と励ましている姿もよく目にする風景です。また、子どもたちが目標に向かって一致団結し、みんなで一緒に学んでいこうと努力する姿勢を尊重するのも、本校の特長のひとつです。子どもたちの主体性を育みながら、日々の成長を見守っています。

子どもたち自身がつくり上げた“考える”時間

私がいま担任をしているのは6年生のクラスです。ある日、授業が始まる前に学級委員の子から「先生、最近クラスで喧嘩が多いので、話し合う時間をもらえませんか?」と提案されました。教師としては授業を進めなければ、という思いもありましたが、それ以上に子どもたちが自ら成長をしようとしていることへの嬉しさがあり、司会や進行は児童にまかせて話し合いを見守ることに。クラスにどんなトラブルがあるのか、“いじる・いじられる”についてどう考えるかといった彼らの議論は、「心とはなんだろう」と考えるところにまで発展していきました。子どもたちの主体性を信頼してまかせていれば、こんな成長の場面にも立ち会えるのだと感動した瞬間でした。

可能性を無限に広げる学校をめざす

本校ではいまICT教育に力を入れ、インターネットを使って世界とつながれる環境があります。また、新校舎の建設も現在計画しています。これまでの“当たり前”や既存の“学校”という枠組みを取り払い、子どもたちが自由に学べる環境をつくり出すことで、やる気を引き出し、可能性をさらに広げるチャンスになるよう、教職員一同準備を進めています。私自身も中学校、高校、大学、大学院と立教で学んできました。そのなかで“教育”とは何か、何のために学ぶのかをじっくり考えることができ、それがいまの教育にも活かせていると感じています。立教が持つ自由の学府の思想が育む主体性を引き出し、子どもたちが自ら考え、学ぶ楽しさを知ることのできる教育環境づくりを、これからも追求していきたいと思います。