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文学部史学科の野中健一教授、「人文地理学会賞」受賞

2009.03.13
立教大学

文学部史学科の野中健一教授が著書『虫食む人々の暮らし』(日本放送出版協会、2007年)で、「人文地理学会賞」を受賞しました。

人文地理学会は、1948年3月に発足した人文地理学を中心とする全国的な学会です。 専門的研究者・教育者としての大学教員だけではなく、地理教育の現場にかかわる中学・高校教員や大学院生・学生も幅広く活動し、次の時代の地理学を創生する力になることを目指しています。(人文地理学会webページより一部抜粋)

【受賞の言葉:野中健一教授(文学部史学科)】
これまで私は、地理学会で発表すると、「海外研究・その他」のジャンルにいつも入れられてしまう周辺者でした。それだけに、本賞をいただいたことはわれながらたいへん驚きましたが、地理学の裾野が広がり、多様性を増していることの表れであり、地理学のおもしろさを社会に広げる一役を担えたのだと感じています。
本書は、南部アフリカ、東南アジア、日本など世界各地の昆虫食の文化を紹介しました。「おいしい」「ごちそう」として賞味し、巧みな技で採集する人々の様子や調査のエピソードを記しました。
受賞にあたって、本書が「昆虫食」を地域の生態系や文化と深くかかわるものであると明らかにしたこと、知識・技術の獲得を、食文化論に加えて人と自然とのかかわり合いにおける昆虫食の社会的意義を議論した幅広いパースペクティブで展望したこと、五感を通した経験に基づいた記述による異文化理解の本質的な問題提起を行っていることを評価いただきました。また、フィールドワークの醍醐味と知の豊かさを平易にかつ楽しく語る書だとも評していただきました。これらの諸点は、私の担当する史学科超域文化学専修の文化環境学の理念に合致します。
これをバネにさらに学問の構築と教育に努めてまいりたいと思います。

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