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理学研究科黒岩常祥特任教授が日本学士院賞を受賞

2010.03.16
立教大学

理学研究科黒岩常祥特任教授が2010年度日本学士院賞を受賞しました。

日本学士院賞は1910年に創設され、優れた研究業績を表彰するものです。今回で100回目となる授賞式は6月に東京・上野の日本学士院で行われます。
黒岩教授の今回の受賞対象研究は「ミトコンドリアと葉緑体の分裂・遺伝様式に関する基本機構の発見」です。

【受賞理由(日本学士院webサイトより)】
黒岩常祥氏は、生命活動に必須なエネルギーを作り出す細胞小器官、ミトコンドリアと葉緑体の増殖と遺伝の機構を研究し、これらが、多重リング構造から成る独自の分裂装置を使って増殖することを発見しました。さらに、それらを単離して、構成タンパク質などの分子構築を明らかにし、これまで謎に包まれていた細胞小器官の分裂・増殖の基本機構を解明しました。また、この研究を推進するため、原始紅藻シゾンを実験材料として開発し、真核生物では初めて100%ゲノム解読に成功しました。
さらに、ミトコンドリアと葉緑体の遺伝様式を特徴づける「母性遺伝」の研究に取り組み、雄由来のDNAが独自の消化酵素により選択的に分解されることを明らかにし、細胞小器官の遺伝では、なぜ、母方の遺伝子だけが子に伝えられるのか、その分子機構を解明しました。
黒岩氏は、超高分解能蛍光顕微鏡の開発など解析技術にも力を入れ、これらの研究を完成させました。日本が国際的に誇ることのできる独創性の高い研究成果です。

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