イベント・講演会
アジア地域研究所主催国際シンポジウム
日本伎楽とチベット仏教チャムの比較研究―仮頭に注目して―
2010.01.16
立教大学
日本演劇の源流は伎楽、舞楽などの外来芸能を想定されていますが、最古の伝来芸能である伎楽は、日本において唯一仮頭を用いるものです。仮頭とは顔だけでなく頭部及び被り物までを現すマスクですが、アジアの中で現在も見られる仮頭を用いるものに、チベット仏教の精髄を視覚化したチャムがあります。
伎楽とチャム…時代は異なりますが、両者とも中央集権化のために王制政権の修会として行うなど、その属性に共通点が見られます。 チベット仏教の中でも比較的古態が伝来したと想定されるブータンのチャム、中でもその形を今に保持し、ブータンのチャム統一の基本形となったトンサ・ゾンのチャムと、ブータンとほぼ同時期にチベットからチャムを学んだモンゴルのチャムの紹介・比較検討をします(16日)。また、アジアの仮頭に注目して研究活動を続けてきた中間成果を発表・報告を行います(17日)。
| 日時 | 2010年1月16日(土)10:00~17:30 2010年1月17日(日)10:00~17:00 |
| 場所 | 池袋キャンパス 太刀川記念館3階多目的ホール |
| 対象者 | 本学学生、教職員、校友、一般 |
| プログラム | ■1月16日(土) 10:00~10:15 プログラム全体説明 細井尚子(立教大学) 10:20~10:45 「ブータンの社会組織とチャム」宮本万里(北海道大学スラブ研究センター) 10:45~11:10 「チャムとはーモンゴル、ブータン、チベット、中国―」木村理子(東京大学) 11:20~11:55 「ブータン・トンサゾンにおけるチャムの歴史」PEMA DENDUP(ブータン、トンサ・ツェチュ運営責任者) 11:55~12:30 「モンゴルのフレーチャムの復元について」DAMBAJAV CHOIJILJAV(モンゴル、ダシチョイリン寺住職) -----昼 食 休 憩 (12:30~14:00)----- 14:00~17:30 ブータンとモンゴルのチャムの実演比較(レクチャー&デモンストレーション) ブータン : PEMA DENDUP、GYALTSHEN、SONAM WANGDI、DORJI モンゴル:DAMBAJAV CHOIJILJAV、ALTANKHUYAG CHANTSAL、EDED UNKHBAT、ALTANKHUU TSERENJAV ■1月17日(日) 10:00~10:20 基調講演「仮頭を用いるアジアの諸芸態」細井尚子(立教大学) 10:25~10:45 「日本の古代・中世芸能面にみる仮頭性」竹本幹夫(早稲田大学) 10:50~11:10 「仮頭と行道ー沖縄のミルクその他」板谷徹(沖縄県立芸術大学) 11:20~11:40 「ケーララ(インド)におけるクンマティーの歴史的・社会的位相を考える」粟屋利江(東京外国語大学) 11:45~12:05 「ブータンのチベット仏教チャムにおける太鼓の象徴と機能」山本宏子(岡山大学) 12:10~12:30 「中国青海省レプゴンのチベット族の祭祀と生態環境」上田信(立教大学) -----昼 食 休 憩 (12:30~14:00)----- 14:00~14:20 「壁画に描かれた仏像と芸能の仮頭の表象比較」中野照男(東京文化財研究所) 14:25~14:45 「芸能素材データベースの留意点-仮頭調査からみえてきたこと」稲葉明子(立教大学) 15:00~17:00 パネルディスカッション「アジアの仮頭―その意味するもの」パネラー:全発表者 |
| 受講料・申込 | 無料・不要 |
| 通訳 | 英語・ゾンカ語・モンゴル語逐次通訳あり |
| 主催 | 立教大学アジア地域研究所 |
| 問合せ先 | 立教大学アジア地域研究所 TEL:03-3985-2581 ajiken@rikkyo.ac.jp |
